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2015年11月13日 (金)

ポンプの巻

ポンプ。 
タイヤにエアーを入れる「空気入れ」の話。

先日の朝練最終日に異常が。
突然、「スカっ」っと手応えが無くなった。
おそらくパッキンが終わったのだろう。この症状はもちろん初めてではない。
昔はチューブラーだったから結構高圧で、無理無理エアーを入れていたので
年に一度くらいはパッキンを交換していたのだが、近年、クリンチャーやらチューブレス
やら低圧でイケるタイヤが主流になって、チューブラーはレースの時くらいしか使わなく
なったこともあり、ここ4~5年は交換していなかったのだ。
で、修理。

まずは分解。

Pict8888

あれっ、パッキンが付いてないぞ。
どうやら脱落して、ポンプの底に残っているらしい。

Pict8889

ファイバースコープを入れて覗いてみると、、、。
たしかに奥のほうに残っている。
分解しないと取れないな~。 という訳で、ついでにオーバーホールする事にする。

Pict8890

全分解。やっと取れた。
部品の件で、いろいろとググってみたら、このポンプ、どうやら名品らしいので
分解ついでにあちこち写真を撮っておく事に。
ちなみに約30年前にホームセンターで2000~3000円で購入。

Pict8892

なんでも「大橋鉄工」というところでやっている「名大ポンプ」という会社の製品。
名品というより質実剛健な作りの「日本製品」。
もう既に廃業しているとの情報も。
ポンプの技術はパナソニックに譲渡したのでパナと互換性があるとの情報も
あったが確認できず。

Pict8891

底の部分は鋳物製。「MEIDAI」の文字が。

Pict8893

筺体はテフロンテープとシール材を使って締め付ける。
これでエア漏れは無い。

Pict8894

タンクの底はサビサビなので、掃除して組立。
前も一度、サビで穴があいて、金属板を貼って修理している。

Pict8896

ここのシールはOリングが使われていたが、劣化は無いようなので再使用。
前に変えたんだっけかな?

Pict8895

このタンクの下にゴムの部品があって、逆止弁の働きをしているようだ。
テフロングリス塗って組立。

Pict8897

この部分は、自分で改造した箇所。
口金をロー付けしてゲージを付けた。

Pict8898

やっとここまで出来た。
が、掃除が終わっただけで、根本の修理はこれから。
しかし、最大の問題。パッキンが売って無い!!!
ちょっと前まではホームセンターなんかで普通に売っていたので、さほど気にしなかった
のだが、ここ数年で大きく変わったらしい。
どこに行っても売ってない。もう作っていないとの情報も。
老舗の自転車ショップを数件まわってみるが、とにかく「無い」。

Pict8899

やっと見つけたが、わずかに大きくて使えない。
さらに老舗まわり。

Pict8900

店舗含め、かなり老舗っぽい職人の店でコレを見つける。
「シリカ」と書いてあるが、サイズが同等なので譲っていただく。

Pict8901

だいぶ乾燥しているようなので、油でゆっくり戻して組立。
緊張のテスト。

Pict8902

おー!!! 圧が上がった!
修理完了。

このポンプ、あと2~3枚予備のパッキンがあれば、一生使えるかな?

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コメント

こんにちは。

ウチの爺様は郵便ライダーでしたが、空気入れのピストンシールを革で自作してました。

投稿: F | 2017年8月10日 (木) 18時14分

コメントありがとうございます。
自作ですか。さすが昔の方! すばらしいです。

投稿: 木人 | 2017年8月17日 (木) 20時52分

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